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自律神経の不調を整えよう♪ぐっすり眠れる「睡眠ヨガ」


ぐっすり眠る為には布団に入る前に体をリラックスさせ、副交感神経を優位に働かせることが大切です。

呼吸をゆっくりと整えながら筋肉の緊張をやわらげるヨガも、自律神経の乱れ改善に有効です。

 

そこで今回はヨガポーズと東洋医学の知恵に基づくマッサージをセットで行うセルフケアをお伝えします。

東洋医学では全身を巡る気・血・水が体を作っていると考えられています。それらの通り道である経絡と、経絡を整える上で大事なツボをほぐすと巡りが良くなり、体の流れも整ってきます。また全身がリラックスすることで深い睡眠へ繋がります。

 

例えば肩こりがつらくて眠れない方、固まった筋肉を直接揉むだけではなかなかほぐれません。

原因は身体の他の部分の硬さや滞り、目の疲れや内臓の不調からきている場合もあります。

身体の繋がりから関連している部分をほぐしたり、ゆるめたりすること。

目や胃腸に関連する経絡とツボを間接的にほぐすのも効果的です。

 

日々の習慣として取り入れていただき、ぐっすり眠って疲れ知らずの身体になりましょう♪

安眠のツボを刺激。スムーズな眠りへ


かかとにある『失眠穴』は寝つきが悪い人に効果的な安眠のツボです。このツボを押すことで高ぶっていた交感神経が落ち着き眠気が起きやすくなります。

あぐらをかいた状態、または片方の足を引き寄せて足裏をマッサージする。イタ気持ちいい所はツボなので足裏全体をマッサージ☆

 

かかとの中央の『失眠穴』を押す。

座った状態で軽く膝を曲げ、片手の指で押してもOK。

 

※5秒×2回。

反対の足も行う

ふくらはぎを刺激して全身の血流アップ


全身の血流を良くするには、ふくらはぎをほぐすのも効果的です。アキレス腱から膝裏にかけて下から上にマッサージをして、足に停滞した血液を元に戻してあげましょう♪

①仰向けで右膝を立て、左のアキレス腱を右の膝の上へ。

(この時できれば手はおへそから指三本分下に置き、お腹の奥を意識する)

 

②左足の位置をアキレス腱から徐々に左膝裏の方へ小刻みに動かす。(この時に手を当てた部分に意識を向けると、腹部の深い筋肉から動かすことができ、血流が促進される)

 

※反対の足も同様に行う。

バナナポーズでイライラ解消☆


目が冴えている時は前頭部が緊張している状態です。後頭部をマッサージして頭の後ろに意識を向け、前頭部を休めましょう♪

さらに肝臓などに不調があるとイライラして目が冴える原因に。

体側を伸ばすことでそれらに関係の深い経絡(肝・胆経)を刺激して、興奮を抑えましょう♪

①頭転がしでウォーミングアップ

 

仰向けになり両膝を立て、足は腰幅に開く。

目を閉じて後頭部を左右にゆっくり転がし、

髪の毛が床に触れる感覚に意識をむける。

呼吸は自然に続け、リラックス。

 

※10回行う

②左手を頭の上へ。

お尻の位置は固定したまま左手と両足は右側に動かす。

孤を描くように左体側を伸ばす。

体が硬い人は無理をせず、気持ちよく伸びを感じる範囲で行う。

③右手も頭の上へ。手の平と平を合わせストレッチ効果を深める。きつい場合は腕を組んでも万歳するだけでもOK。目は閉じる。

④右膝を立てて左足をまたぎ、左膝の横に足裏をつく。

さらにストレッチを深めていく。

(きつい方は③まで行いましょう♪)

 

※ゆっくりと5呼吸

 

 反対も同様に行う。

バナナポーズは背中や体側が硬い方は無理をせず、気持ちよさを感じている所でキープしましょう♪

 

また、安眠のためには生活習慣を整えることも大切です。

そこで寝る前の準備も重要です。安眠の為の準備ポイントも意識してみてくださいね☆

 

〇寝る前に水分補給を…白湯がオススメ☆

 水分不足も睡眠の質が落ちる原因に繋がります。体の水分を整えましょう。

 

〇“光”のコントロールを…

 寝る1時間前にはパソコンやスマホをオフにして交感神経を鎮めてあげましょう。

 

〇寝る直前の食事は控えよう

 体の中に未消化物があると、身体の回復にエネルギーが使われにくく、内臓が休まりません。

 睡眠の質が下がる原因となるので注意しましょう。

 

 

一日頑張った身体のこわばりをとって、労わってあげてくださいね(^^♪