寒さがますます厳しくなっています。冷えて「肩こり・腰痛がひどくなった」、「指先・足先の冷たさが気になる」という方が多くなります。毎年のことだから…と諦めている方も、原因や予防法などを知り、少しでも改善のお役に立てればと思います。
人間はもともと気温が変化しても一定の温度に保とうとする「恒温動物」です。
私たちのからだは、血液の流れる量を変化させたり、汗をかいたりすることで、体温を一定に保つよう調整されています。
冬場に、ある程度手先や足先が冷えるのは当然のことですが、外気温によって冷やされる程度ではなく、手と足の先端がかなり温まりにくく、慢性的に冷えているような状態を「冷え性」と呼びます。
冷え症は本来はたらくべき体温調整機能がうまく機能していない状態です。
主な原因として、ストレスや不規則な生活、過労、睡眠不足などにより自律神経のバランスが乱れ、血行が悪くなることで冷えが生じます。
また加齢や痩せすぎよる筋肉量の減少も考えられます。若くても筋肉量が少ない人は、基礎代謝の低下で、全身が冷えやすくなります。
『冷え対策におすすめ3つのポイント♪』
①体を温める食事
寒い地域でとれる食べ物には体を温める性質があります。
例えば、かぼちゃ、にんじん、ごぼう、しょうが、鮭、まぐろ、さば、いわし、味噌、しょうゆなどが
あげられます。
②「首・手首・足首」3つの首をあたためる
太い動脈が通っている、首・手首・足首を温めることで、全身を効率よくあたためることができます。
③冷えが強いときには足湯
バケツなどに三陰交のツボ(内くるぶしから指三本分上がった所)が隠れるくらい、少し熱めのお湯
(40~42℃)をはり、足をつける。
温度が下がったら熱い湯を足し、体が温まるまで続けましょう。
④目覚めにコップ一杯の白湯
起きてすぐの朝、5~10分ほどかけてゆっくりと飲みましょう。
消化を助けてくれ、腸内環境も整います。
⑤適度な運動
疲れるからといって動かないでいるとかえってだるさを感じることがあります。
心地よい運動はストレス軽減し、血流を良くしてくれます。
身体の歪みも冷えにつながる?!
また猫背や姿勢の悪さなどのによって身体が歪むことにより、
血液やリンパの流れが悪くなり冷えにつながる場合もあります。
またそのままの状態を放っておくと、痛みや不調の原因につながる場合もあります。
痛みになる前に身体のケアをしていきましょう。
ご自身の身体をいたわりながら、冷え対策をしていきましょう。