肩こりでお悩みの方、気になるから仕事の合間に肩回しをしてるけどなかなかね…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
肩こりが起こる原因の一つとして、胸にある大きな筋肉、「大胸筋の硬さ」があげられます。
大胸筋は肩と腕を体の前側にひっぱる筋肉で、硬くなると首と肩の距離が縮まり猫背姿勢になります。
日常動作の中でも、スマホの操作、家事、子供を抱っこするなどの動作は、大胸筋をゆるめるよりも縮めて使う動きが多くみられ、大胸筋を硬くする代表的な動作です。普段から意識をして緩めることをしていかないと、どんどんかたまりやすい筋肉なのです。
大胸筋を緩め、柔らかくするには、肩甲骨と背骨の間にある「菱形筋(りょうけいきん)」を強くすることがポイントになります。この大胸筋と菱形筋は関係が深く、“片方が収縮するともう片方がゆるむ”という性質がある為、菱形筋を収縮するために鍛えると、大胸筋は自然とゆるんできます。
大胸筋がゆるむと胸、肩、首がすっきりとして伸びやすく、日常の動作がしやすくなってきます。
ここでは簡単な大胸筋の硬さチェック方法と、肩こり解消におすすめのポーズをご案内していきます。
大胸筋の硬さチェック!肩の高さで90度に肘を上げ、後ろに引けますか?
1、両肘を肩の高さまであげる。(肘が90度になるように) ※息を吸いながら
2、肘の高さを変えずに腕を耳の後ろの方まで引きます。 ※息を吐きながら
→腕が後ろへ引けない、または肘が下がってしまう方は大胸筋の硬さがある方です。
肩こり解消にオススメ!かんたん2ポーズ。
1、息を大きく吸いながら、肩の高さまで両肘を上げる。 ※首は長く、肩が上がりすぎないように
2、息を吐きながら肘を曲げ、肩甲骨を寄せるように背後に引き入れる。そのまま10秒キープ。
3、1 2を3回繰り返す。
両肘を背中の後ろに隠すようにしっかりと引き寄せて、菱形筋を収縮させることで、大胸筋をゆるませてあげましょう。
1、あぐらをかき腕は頭の上で組む。背骨をひとつずつ積み上げるイメージでまっすぐ上に伸びる。
2、息を吐きながら片方に倒す。(余裕がある場合は視線を天井方向へ)
3、息を吸いながら中央に戻る。
4、息を吐きながら反対側へ倒す。(余裕がある場合は視線を天井方向へ)
左右3往復繰り返します。背中はまっすぐに。なるべく下の方にある腕が外側へ開くように意識します。
無理に倒そうとせず、呼吸に合わせて心地よいペースで行いましょう。
普段縮こまりがちな胸の筋肉をしっかり開いて、たくさん空気を取り込みましょう。
日々の生活の中に「やさしいヨガ」をとりいれて、肩周り・胸周りの筋肉の硬さチェック♪
肩こりしらず、疲れしらずの身体を目指しましょう。